サッカー日本代表アギーレ監督のスペインリーグでの八百長疑惑はスペイン検察に告発された。2月にも審理が開始されると見られており、優勝が至上命題だったAFCアジアカップでは、決勝トーナメント1回戦で敗北したこともありアギーレ解任論が強まっているが、対応を先延ばししてきた日本サッカー協会幹部の進退も議論になりそうだ。
今年6月には、W杯予選が始まる。監督交代が既定路線ならば、少なくとも3月末のチュニジア戦までには新体制を整えておかなくては、ピッチ外の騒動が代表の足を引っ張ることになる。
ここへきて後任監督には、Jリーグ三冠を達成したガンバ大阪の長谷川健太監督(49)や、名古屋の西野朗監督(59)、広島の森保一監督(46)のほか、元名古屋のストイコビッチ、元鹿島のオリベイラなど、外国人候補の名も挙がっている。しかし誰に決まっても混乱は必至だ。
代表監督と進退を共にするくらいの覚悟がないのなら、協会幹部はもう偉そうに口を出さないほうがいい。
※週刊ポスト2015年2月6日号