現在、曜日替わりのMCで放送されているフジテレビ系お昼の情報バラエティー番組『バイキング』。1月24日の日刊スポーツでは、4月からは現月曜MCの坂上忍(47才)が全曜日のMCを務めると報じられた。
昨年4月、32年の歴史に幕を下ろした伝説の番組『笑っていいとも!』からバトンを受け取って始まった『バイキング』。
「『バイキング』は、長らく“お昼の顔”だったタモリさん(69才)の後を継がなければならず、メインMCの負担が大きい。そこでプレッシャーが大きくなりすぎないようにと、曜日ごとにMCを変えるスタイルにしたそうです」(テレビ局関係者)
では、どうして「全曜日MC坂上忍」へと方向転換が図られているのだろうか。
「当初、フジテレビの亀山千広社長(58才)は“視聴率に一喜一憂しない”と公言するなど、『バイキング』を温かい目で見守ってきました。しかし、視聴率が上がる気配はなく、打ち切り説ばかりが浮上するため、スポンサーからは苦情が相次いでいたそうです。
こうして始まったテコ入れなんですが、まず局側が考えたのが“いいとも=タモリ”、“ミヤネ屋=宮根誠司”のような“バイキング=○○”というブランド作りでした。雨上がりやおぎやはぎは、すでに人気が定着している番組を持っているため、新たな顔には定着しづらい。そこで白羽の矢が立ったのが“旬”な坂上さんだったわけです」(前出・テレビ局関係者)
確かに1月第3週は坂上が司会を務める月曜だけが視聴率6.1%を記録するなど、2~3%台を続ける火曜~金曜に比べると良い結果を残している。
「フジテレビは坂上さんの破天荒な司会ぶりが視聴者にウケていると思っているようです。まあ、もともとタモリさんも『いいとも』を始めるときは、夜向きのタレントといわれていましたからね。坂上さんにはタモリさんのようになってほしいという願望があるようです」(前出・テレビ局関係者)
※女性セブン2015年2月12日号