会場後方の上空から、ゴンドラに乗って彼が登場すると、客席からは悲鳴にも似た大歓声が上がる。
「みんな、待った~!? めっちゃ怖いね、これ(笑い)」
ゴンドラの中から手を振るのは、黒のロングジャケットに身を包んだ、JYJのジェジュン(29才)。1月22日、横浜アリーナで開催されたジェジュンのファンミーティングは、のっけから最高潮の盛り上がりで幕を開けた。
この日、29才の誕生日(1月26日)を目前に迎えたジェジュンは、終始ご機嫌だった。
「今日は雨ですね~。えっ、濡れてる? アハハ。すいません。新しくできたぼくのあだ名、“シモジュン”だね(笑い)」
いきなりの下ネタ投下に会場は大爆笑。ファンを壇上に呼ぶ“触れあいコーナー”では、「すねた彼女を後ろから抱きしめる」「壁ドン」など、ジェジュンによる“ドラマのあるあるシーン再現”が行われ、彼の一挙手一投足に黄色い悲鳴が巻き起こった。
ニットにデニムというカジュアル衣装に着替えたジェジュンは、続く質問コーナーでは、さらに“シモジュン”を全開。
「もし映画監督になったらどんな映画を作る?」という質問に、「エロ映画!」と答え、「広~いべッドの上で、男と女が2人で、シャワーを浴びた後…」と、なまめかしい妄想まで始めると…
「あっ、そういえば今日、ぼくの両親も来てるんだ! 隣に韓国語ができるかたがいても、これは通訳しないでくださいね(笑い)」
そんなふうに笑いをとるジェジュンだが、次の質問の後、会場が静まり返ることに…。「ユチョンに1つだけ魔法をかけるとしたら?」という問いに、しばらく悩んだジェジュンは、こう答えたのだった。
「ユチョンの体に筋肉をつけたいですね。ユチョンは自分の体のために努力しないか…。ぼくたちって、昔、みんなで寮に住んでいたでしょ。寝る前の12時とかに食べる夜食って、本当においしいじゃないですか。次の日も仕事だからって、みんな我慢してさ。でも、最後は我慢できなくて食べてたのが、ぼくとユチョン(笑い)。ぼくは翌日に走ったりしていたけど、ユチョンはそういうことをしなかったなぁ…」
彼の口からふと漏れたのは、懐かしき“あの時代”の記憶だったのだ。
※女性セブン2015年2月12日号