東京・銀座にある『西銀座チャンスセンター』。宝くじファンの“聖地”と呼ばれ、これまでに数多くの高額当せんを出してきた同売り場には、昨年11月21日の年末ジャンボ発売日にも長蛇の列ができていた。何十年も買い続けている宝くじファンが駆けつけただけあって、列の先頭付近には年配の客が目立った。
2011年の総務省による『宝くじ活性化検討会』の調査では、月1回以上宝くじを購入している人の割合は、40代以上が高く、逆に20代や30代は買う機会が少ないという結果だった。
くじ評論家・長利正弘さんはこう説明する。
「宝くじの購入層は、仕事をリタイアしてお金にも時間にも余裕がある60代が多いといわれてきました。年配の購入者が多いわけですから、当然当せん者も年配が多くなる。そして彼らは『西銀座~』のように実績ある売り場に足を運ぶ傾向にあるので、やはりそういった売り場から高額当せんが出やすかったんです」
ところが、いざ結果を見てみると、今回はそういった人気売り場に加えて、当せん売り場に少し変化があったようだ。
都内で出た9本の1等当せんのうち4本は、『上野丸井前宝くじ売場』、『池袋西口地下街東武ホープセンター1号店』、『新宿ルミネパート2』、『立川ルミネチャンスセンター』から出ているが、これらはすべて、デパートにある宝くじ売り場なのだ。
風水師・伊藤夢海さんによると、デパートのように人が多く訪れる場所は金運が高まっているという。しかもこの4つの売り場は特別。
「1日に何万もの人が利用するターミナル駅に直結していますから、さらに人が持つ運気が集まるんです。加えて、デパートや地下店舗街の出入り口、改札の目の前など、“運気の入り口”のそばにあります」(伊藤さん)
※女性セブン2015年2月12日号