2月1日、プロ野球12球団が一斉にキャンプインしたが、宮崎県日南市でキャンプを張る広島にはちょっとした事件が起こりそうな気配がある。
今季はメジャーに行くと思われていたエースの前田健太が残留し、メジャーから黒田博樹が復帰。オフの明るい話題の数は12球団ナンバーワンだった。OBの北別府学氏も太鼓判を押す。
「戦力が整った今季こそ、広島らしくビシバシ選手を鍛えて頑張ってほしい。新任の緒方孝市新監督は、秋季キャンプでもかなり厳しくやったようだしね」
だが、その人気が皮肉なことに不安要素でもある。急増する「カープ女子」の存在だ。
「これまで広島キャンプは報道陣もお客さんも少ないことで知られていた。キツイ練習に集中できたのはそういう“雑音”がなかったから。
そこに女性ファンが大挙して押し寄せたら、モチベーションになる可能性もあるが、若い選手たちはどうしても気になってしまう。追っかけカープ女子との“夜間練習”なんて問題が起きなければいいのですが……」(広島番記者)
黄色い声援は吉と出るか凶と出るか。
※週刊ポスト2015年2月13日号