芸能

大河『花燃ゆ』地元で自民の大物が低視聴率を指摘しNHK激怒

 NHK大河ドラマ『花燃ゆ』が1月25日放送の第4話も視聴率14.4%(関東地区)と低空飛行を続ける中、萩市中央公園で1月24日、井上真央演じる主人公・文の最初の夫である幕末志士・久坂玄瑞の銅像の除幕式が行なわれた。
 
「建立は昨年5月に決まりました。大河放送に合わせたもので、ドラマで準主役級になっていなければ別の志士の銅像になっていたでしょう」(地元記者)
 
 大河人気による集客を当て込んだ銅像だけに、除幕式には野村興兒・萩市長に加え、『花燃ゆ』のNHKチーフプロデューサー、玄瑞を演じる俳優・東出昌大が駆けつけた。その除幕式で場を凍らせたのが、地元選出代議士の河村建夫・元官房長官だった。
 
「挨拶に立つと、NHKのチーフプロデューサーの目の前で『ドラマは視聴率が低迷しているみたいですが、頑張ってもらいたい』といきなり言い出した」(出席した萩市関係者)
 
 本誌既報の通り、『花燃ゆ』にはNHK側が安倍首相の地元である山口を舞台にしようと動き回った形跡がある(1月30日号)。そのドラマが低視聴率に喘いで苦境のNHKに追い撃ちを掛けた格好だ。
 
「河村さんは発破を掛けるつもりなのか、『この銅像の完成は安倍総理も喜んでいると思います。週明けに上京するので、総理にお伝えしたい』とわざわざ総理の名前を出した。人気俳優まで連れてきたNHK側は面目丸潰れで、怒りを隠せないようでした」(同前)
 
 除幕式を取り仕切った萩まちじゅう博物館銅像建立委員会事務局は「河村氏の視聴率の話で場が和んだ」と説明するが、ドラマが苦境を脱しない限り、NHKの針のむしろは続く。

※週刊ポスト2015年2月13日号

関連記事

トピックス

紅白初出場のNumber_i
Number_iが紅白出場「去年は見る側だったので」記者会見で見せた笑顔 “経験者”として現場を盛り上げる
女性セブン
ストリップ界において老舗
【天満ストリップ摘発】「踊り子のことを大事にしてくれた」劇場で踊っていたストリッパーが語る評判 常連客は「大阪万博前のイジメじゃないか」
NEWSポストセブン
大村崑氏
九州場所を連日観戦の93歳・大村崑さん「溜席のSNS注目度」「女性客の多さ」に驚きを告白 盛り上がる館内の“若貴ブーム”の頃との違いを分析
NEWSポストセブン
弔問を終え、三笠宮邸をあとにされる美智子さま(2024年11月)
《上皇さまと約束の地へ》美智子さま、寝たきり危機から奇跡の再起 胸中にあるのは38年前に成し遂げられなかった「韓国訪問」へのお気持ちか
女性セブン
佐々木朗希のメジャー挑戦を球界OBはどう見るか(時事通信フォト)
《これでいいのか?》佐々木朗希のメジャー挑戦「モヤモヤが残る」「いないほうがチームにプラス」「腰掛けの見本」…球界OBたちの手厳しい本音
週刊ポスト
野外で下着や胸を露出させる動画を投稿している女性(Xより)
《おっpいを出しちゃう女子大生現る》女性インフルエンサーの相次ぐ下着などの露出投稿、意外と難しい“公然わいせつ”の落とし穴
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告。父・修被告が洗面所で目の当たりにしたものとは
《東リベを何度も見て大泣き》田村瑠奈被告が「一番好きだったアニメキャラ」を父・田村修被告がいきなり説明、その意図は【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
結婚を発表した高畑充希 と岡田将生
岡田将生&高畑充希の“猛烈スピード婚”の裏側 松坂桃李&戸田恵梨香を見て結婚願望が強くなった岡田「相手は仕事を理解してくれる同業者がいい」
女性セブン
電撃退団が大きな話題を呼んだ畠山氏。再びSNSで大きな話題に(時事通信社)
《大量の本人グッズをメルカリ出品疑惑》ヤクルト電撃退団の畠山和洋氏に「真相」を直撃「出てますよね、僕じゃないです」なかには中村悠平や内川聖一のサイン入りバットも…
NEWSポストセブン
注目集まる愛子さま着用のブローチ(時事通信フォト)
《愛子さま着用のブローチが完売》ミキモトのジュエリーに宿る「上皇后さまから受け継いだ伝統」
週刊ポスト
連日大盛況の九州場所。土俵周りで花を添える観客にも注目が(写真・JMPA)
九州場所「溜席の着物美人」とともに15日間皆勤の「ワンピース女性」 本人が明かす力士の浴衣地で洋服をつくる理由「同じものは一場所で二度着ることはない」
NEWSポストセブン
イギリス人女性はめげずにキャンペーンを続けている(SNSより)
《100人以上の大学生と寝た》「タダで行為できます」過激投稿のイギリス人女性(25)、今度はフィジーに入国するも強制送還へ 同国・副首相が声明を出す事態に発展
NEWSポストセブン