2月1日、プロ野球12球団が一斉にキャンプインしたが、ソフトバンクでは3指導者による「バトル」が起きそうだ。
ソフトバンクは工藤公康新監督のもと日本一連覇を狙い、メジャー帰りの松坂大輔を補強した。
とはいえ、メジャーで燻っていた“元怪物”が活躍できるかは未知数だ。再生役となる投手コーチの責任は重いが、今年のソフトバンクにはかつての名投手が指導者として集結して“船頭”だらけになっている。
まずは200勝投手で「理論派」の工藤監督。そして投手コーチには佐藤義則氏と吉井理人氏がいる。
佐藤コーチはダルビッシュ有と田中将大を育て上げた名伯楽で、吉井コーチも日本ハムの黄金時代を築いた実績がある。
「問題は誰が松坂を再生するか。それぞれが一家言あるだけに、意見が合わなかった時が危険。
当面は現場担当の吉井コーチが松坂を見ることになりそうですが、そもそも松坂が復活できない可能性があるだけに、功名争いが責任のなすり合いになるかもしれない」(ソフトバンク番記者)
松坂には王貞治会長が「絶対やってくれる」と大きな期待をかけているだけにプレッシャーがかかる。
※週刊ポスト2015年2月13日号