東京・国立能楽堂に母・紀子さま(48才)とともに佳子さま(20才)が姿を見せられると、会場から一斉に温かい拍手がわき起こった。2月1日、おふたりは耳の不自由な人たちでつくる「日本ろう者劇団」による『手話狂言・初春の会』を鑑賞された。
「舞台を鑑賞されている間、ずっと背筋をピンと伸ばされ、姿勢を崩されることのない佳子さまのお姿には頭が下がる思いでした。やはり、これは紀子さまのご教育の賜だと思いますよ」(皇室記者)
終演後は、同劇団を支える社会福祉法人『トット基金』の黒柳徹子理事長(81才)らと懇談の時間を持たれた。
「そこで成人の話題が出て、佳子さまは“お酒は飲んでいいのですが、まだ飲んでません”などとユーモアを交えて話されたそうです。手話の練習もされていて、ある劇団員が“ご成人、おめでとうございます”と手話で祝福したところ、佳子さまも手話で“ありがとうございます”と返されたようです」(前出・皇室記者)
この1月に成年皇族としてデビューを果たされた佳子さまだが、日々前向きに公務に取り組まれている。1月28日には、東京・日本橋高島屋で『第46回現代女流書100人展』を鑑賞された。
「開店前の午前9時半から約40分間、書家の兼岡白葉さんから説明を受けながら、作品158点すべて見て回られました。青色に見える薄墨をご覧になられると“こんな色もあるんですね”と驚かれたり、若者らしい感性溢れる質問もなさっていました」(高島屋関係者)
ちなみにこの日は、秋篠宮さま(49才)や紀子さまは同行されず、佳子さまにとって成年皇族になられて、初めてのおひとりでのご公務となった。
1月30日には、東京・池袋のサンシャインシティ文化会館で『第64回関東東海花の展覧会』を紀子さまとともに観賞されている。この日の午前中には皇居・皇霊殿で行われた孝明天皇例祭の儀にも出席されるなど、今佳子さまは皇族の中でも1、2を争う多忙ぶりなのだ。
ご訪問の先々で、関係者や居合わせた人々に笑顔を見せられ、手を振って応えられる佳子さま。その初々しいお姿には、皇室新時代の息吹きさえ感じられる。
※女性セブン2015年2月19日号