沢田研二(66才)がコンサート中にブチギレ、客に暴言を吐いたと報じられ、話題となっている。
問題のコンサートは、今年1月8日からスタートした全国ツアー『昭和90年のVOICE∞』の最終日。会場の東京国際フォーラムには、5000人超のファンが集まり、開演前から熱気に溢れていた。
オープニングでバラードの名曲『LOVE(抱きしめたい)』をあたたかく歌い上げたジュリーは、その後もロックからバラードまで、歌って踊って会場を沸かせ続けた。
しかし、開演から2時間後に“事件”は起きた。沢田がMCで「イスラム国」の人質事件に言及しつつ、自説をとうとうと語っていると、客席から「歌って~」という声が飛んだ。この“声かけ”に沢田が激怒、「黙っとれ! 誰かの意見を聞きたいんじゃない。嫌なら帰れ!」と、客を怒鳴りつけたのだ。
今回の騒動について、古参のジュリーファンほど、冷静に受け止めていた。
「だって、あんなのジュリーのコンサートではいつものことですからね…」と語るのは、ザ・タイガース時代からジュリーのファンだというある女性だ。
彼女によれば、同じ“事件”が、昨年11月3日にも起きていたという。その会場は、奇しくも同じ東京国際フォーラムだった。
「同じように、MCの時に観客から声をかけられて、ジュリーがキレちゃって…。“余計な人が来てる”とか〝わかってない人がいる”とか言って、一気に機嫌が悪くなって、会場もシーンとしてしまいました」(前出・ファンの女性)
この後、ジュリーは、「あと3曲やって終わります」と宣言し、本当に3曲だけ歌って帰ってしまったという。他にも、コンサートではないが、2年ほど前に、吉田拓郎(68才)とラジオ番組で共演した際に、一悶着起こしている。
「吉田さんが、ジュリーの楽曲の中でも特に『危険なふたり』(1973年発売)が好きだという話をしたら、ジュリーが途端に不機嫌になっちゃって…。彼は、“昔のイメージを捨てたい”という気持ちが強いので、こういう発言には人一倍敏感になってしまうんです」(ジュリーを知る音楽関係者)
※女性セブン2015年2月19日号