スポーツ

「プ女子」犬山紙子と鈴木詩子 プロレスの楽しみ方を語る

 肉体がぶつかり合い、ときには血が飛び交う格闘技・プロレス。以前は男性客がメインだったが、今では「プ女子」と呼ばれる女性ファンが増えている。そこで、プ女子代表としてイラストエッセイストの犬山紙子さんと、漫画家の鈴木詩子さんにその魅力を語ってもらった。

犬山:私が初めて生で見たのは2年前で、派手なエンターテインメント性に大興奮。ルールや技も何もかも知らなくても楽しめたけど、その前は怖いイメージがあった。どうでした?

鈴木:そうですね。敷居が高くて、行ってもプロレスの作法に反したことしちゃうんじゃないかって不安でした。

犬山:でも、実際に行くとそんなこと全然ないんだよね。しかも、「イケー!」とか「キャー」とか大声出せて、ストレス発散できる。

鈴木:私は知らないで行ったら失礼だと思って動画や本とかで勉強して行っちゃったんですよ。そんなことしなくて、ぽんっと飛び込めばよかったって思いましたね。

犬山:それに最近のレスラーはイケメンが多いし、いろんなキャラのかたもいてすごく面白い!

鈴木:ツイッターやブログもほとんどの人がやってるし、お気に入りが見つかったら追いかけられるってのも、アイドルみたいですよね。

犬山:そうそう。棚橋(弘至、新日本プロレス所属)がいちばん好きなんだけど、飯伏(幸太、DDT・新日本プロレス所属)、高木(三四郎、DDT所属)、(マッスル)坂井(DDT所属)が気になってます。特に飯伏は間違いない。入り口として最初に見ると絶対楽しい。

鈴木:私はギャップに萌えちゃうから田口(隆祐、新日本プロレス所属)。試合中は空中技とかしてすごくかっこいいんですけど、試合後のコメントで恥ずかしそうに下ネタを言うんですよ。

犬山:ギャップ萌えありますね! 体はいかついのに、少年のように頑張る姿を見るとキュンキュンしちゃう。他に気になる選手は?

鈴木:中西(学、新日本プロレス所属)とオカダ(カズチカ、新日本プロレス所属)です。特にオカダがこないだの試合で負けちゃった時に見せた涙を思い出しただけで泣けてきます。本当に頑張った人にしか流せない涙だなって。それに選手と一緒に頑張りたいって気持ちがあるから、私も毎日スクワットしてるんです(笑い)。

犬山:すごい! 超ピュア(笑い)。私的にはジャニーズに萌えるのと同じなんですよね。男たちがわちゃわちゃしてるのが好きで、それを眺めるのが至福なんです。

鈴木:たしかに母性本能くすぐられますよね。

犬山:だから、一流の選手じゃなくて、リングの周りにいるまだ若手の選手たちも見ちゃいます。あれ? あの子イケメンだなって。

鈴木:ジャニーズJr.と同じみたいなものですね。

犬山:そうそう(笑い)。私たちの場合はヤングライオン(新日本プロレスに所属する若手選手の通称で、3年目あたりまでの選手)だけど。

鈴木:成長を見守るって感じ。だから絶対生で見た方がいい。

犬山:最初はビジュアル面で入るってのもありです。いろいろ見ると必ず推しが見つかります。

鈴木:それに会場の一体感! 見様見真似で選手のお約束をやるのも楽しみのひとつ。

犬山:でも、なんといっても最高の楽しみは観戦後の居酒屋タイム(笑い)。

鈴木:プロレス談議に花が咲きますよね!

【プロフィール】
犬山紙子:イラストエッセイスト。著書『負け犬美女 ルックスは仇になる』など。
鈴木詩子:漫画家。著書『女ヒエラルキー底辺少女』。

※女性セブン2015年2月19日号

関連記事

トピックス

歌舞伎俳優の中村芝翫と嫁の三田寛子(右写真/産経新聞社)
《中村芝翫が約900日ぶりに自宅に戻る》三田寛子、“夫の愛人”とのバトルに勝利 芝翫は“未練たらたら”でも松竹の激怒が決定打に
女性セブン
胴回りにコルセットを巻いて病院に到着した豊川悦司(2024年11月中旬)
《鎮痛剤も効かないほど…》豊川悦司、腰痛悪化で極秘手術 現在は家族のもとでリハビリ生活「愛娘との時間を充実させたい」父親としての思いも
女性セブン
ストリップ界において老舗
【天満ストリップ摘発】「踊り子のことを大事にしてくれた」劇場で踊っていたストリッパーが語る評判 常連客は「大阪万博前のイジメじゃないか」
NEWSポストセブン
紅白初出場のNumber_i
Number_iが紅白出場「去年は見る側だったので」記者会見で見せた笑顔 “経験者”として現場を盛り上げる
女性セブン
弔問を終え、三笠宮邸をあとにされる美智子さま(2024年11月)
《上皇さまと約束の地へ》美智子さま、寝たきり危機から奇跡の再起 胸中にあるのは38年前に成し遂げられなかった「韓国訪問」へのお気持ちか
女性セブン
野外で下着や胸を露出させる動画を投稿している女性(Xより)
《おっpいを出しちゃう女子大生現る》女性インフルエンサーの相次ぐ下着などの露出投稿、意外と難しい“公然わいせつ”の落とし穴
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告。父・修被告が洗面所で目の当たりにしたものとは
《東リベを何度も見て大泣き》田村瑠奈被告が「一番好きだったアニメキャラ」を父・田村修被告がいきなり説明、その意図は【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
結婚を発表した高畑充希 と岡田将生
岡田将生&高畑充希の“猛烈スピード婚”の裏側 松坂桃李&戸田恵梨香を見て結婚願望が強くなった岡田「相手は仕事を理解してくれる同業者がいい」
女性セブン
電撃退団が大きな話題を呼んだ畠山氏。再びSNSで大きな話題に(時事通信社)
《大量の本人グッズをメルカリ出品疑惑》ヤクルト電撃退団の畠山和洋氏に「真相」を直撃「出てますよね、僕じゃないです」なかには中村悠平や内川聖一のサイン入りバットも…
NEWSポストセブン
注目集まる愛子さま着用のブローチ(時事通信フォト)
《愛子さま着用のブローチが完売》ミキモトのジュエリーに宿る「上皇后さまから受け継いだ伝統」
週刊ポスト
イギリス人女性はめげずにキャンペーンを続けている(SNSより)
《100人以上の大学生と寝た》「タダで行為できます」過激投稿のイギリス人女性(25)、今度はフィジーに入国するも強制送還へ 同国・副首相が声明を出す事態に発展
NEWSポストセブン
連日大盛況の九州場所。土俵周りで花を添える観客にも注目が(写真・JMPA)
九州場所「溜席の着物美人」とともに15日間皆勤の「ワンピース女性」 本人が明かす力士の浴衣地で洋服をつくる理由「同じものは一場所で二度着ることはない」
NEWSポストセブン