2月14日に公開される映画・『味園ユニバース』で、主人公の「ポチ男」役には関ジャニ∞の渋谷すばる、ヒロインのカスミ役には二階堂ふみが抜擢された。主演の渋谷は同作が初の映画単独主演となる。これを受けて関ジャニ∞のファンからは、期待の声が続々と上がっている。
「かつてジャニーズジュニアが黄金世代と呼ばれていた1990年代末には、『東の滝沢、西の渋谷』として、タッキー(滝沢秀明)と肩を並べる人気でした。でも、なかなかブレイクしない時期が続いて、最近までエイト(関ジャニ∞)の中でもソロの仕事がなかなかない、苦労人でした。歌唱力には定評があったけれど、それをエイトのファン以外の前で披露する機会がほとんど無かったんです。
でも、ここ数年は音楽番組ですばる自身が大ファンである甲本ヒロトさんと歌の共演をしたり、リリー・フランキーさんがMCを務める『The Covers』(BSプレミアム)に出演してカバー曲を披露したりと徐々に表現の場を獲得してきた。今回の映画は、不器用ながらずっと努力してきたすばるに与えられた最高の機会だと思います」(Aさん/28歳女性・銀行員)
今回の映画単独主演に関して、その演技力に期待が寄せる声もあった。
「ファンの間では演技力にも定評がありました。映画『エイトレンジャー』(2012年)以前から、ドラマ『あぶない放課後』(1999年・テレビ朝日系)や『ダブル』(2006年・関西テレビ系)などでも注目されていました。ジャニーズのなかでも歌唱力がずば抜けていることは知られていますが、演技も素晴らしいことをこの映画で多くの人に知ってほしい」(Bさん/29歳女性・ヨガ講師)
また関ジャニ∞ファンのみならず、映画関係者からも次のような声が上がっている。Cさん(26歳男性・映画制作会社)はこう話す。
「仕事で映画『エイトレンジャー』を観て彼の演技に惚れました。最近は橋本愛さんや二階堂ふみさんのような、“サブカル系女優”が増えていますよね。ジャニーズタレントは爽やか系が多く、そういう個性派の女優さんと合う人が珍しい。
その点、渋谷さんは影と色気が同居しているような、サブカルに寄っている雰囲気があるので、今回の二階堂ふみさんとの組み合わせもバッチリだと思いました。今後、そういうサブカル系の方向性で活躍するのではないでしょうか」
歌唱力の高さが注目されてきた渋谷だが、この映画をきっかに俳優としての実力も世間に認知されることになりそうだ。