「芸能界には“5~10年周期でショートカットの美少女がブレイクする”というジンクスがあります。山口百恵から内田有紀、広末涼子、そして上戸彩と連なる系譜です。そこに、今年のシンデレラ・ガールと呼び声の高い広瀬すず(16)が加わりそうです」
そう話すのは大手広告代理店のベテラン社員だ。
広瀬は女性ファッション誌『セブンティーン』の専属モデルとしてデビューし、昨年は人気女優への登竜門である『ゼクシィ』など数々の人気CMに起用され話題になった。
「今年もすでに複数のCMオファーが届いているようで、リストの通りギャラも昨年から4倍に跳ね上がった」(同前)
彼が手にしているのは、旬の女性タレント・女優の「2015年上半期のCMギャラリスト」。大手広告代理店が出演交渉のために作成したもので、本来は決して表に出ない極秘資料だ。
そこに示されている金額(年間契約額)は、某広告代理店がクライアント企業に提示する基準額のこと。「好感度」は、視聴者の反応や過去に起用した企業の評価、キャスティングの難度を総合し、代理店が独自にA~Eの5段階で評価したものだ。
前年と比較すると、上位にいたスターが下位に沈んだり、ランキング外からの大躍進があったりと、CM業界の下克上が激しいことがわかる。広瀬は昨年500万円から今年は1500万~2000万円になり、その象徴ともいえる。
※週刊ポスト2015年2月20日号