本誌は大手広告代理店が旬の女性タレント・女優のCM出演交渉のために作成した「2015年上半期のCMギャラリスト」を入手した。
ランキングトップのAKB48は世代交代の時期で、人気メンバーの卒業もあり、金額はやや減少。その卒業メンバーは明暗が分かれた。
「大島優子(26)や前田敦子(23)は映画やドラマで順調にキャリアを積んでいるので卒業前と評価は変わらず、大島が3000万~3500万円、前田が2500万~3000万円。一方、一昨年は女性芸能人としてCM起用ランキング2位だった篠田麻里子(28)は雑誌モデルとしての露出はあるものの、テレビ出演が少なく、前年の3000万円から2000万円と下降気味です」(大手広告代理店社員)
ギャラが下がる要因はさまざまだ。昨春に放送された主演ドラマ『ファースト・クラス』(フジテレビ系)のヒットで女優として再び脚光を浴びた沢尻エリカ(28)は、今年は1000万円以上も下がって3000万円となっている。某キャスティング会社の幹部が明かす。
「昨秋に始まった続編が視聴率で惨敗したのが理由のひとつですが、彼女の場合、離婚騒動などでミソを付けたうえに好き嫌いが分かれる女優のため、日本の大手企業は依然として起用したがらない。昨年の額は海外企業との契約金。その契約が切れた今の額が彼女の“適正価格”といえる」
※週刊ポスト2015年2月20日号