キャンプ中のプロ野球各球団の様子から、今シーズンのペナントレースの行方を予想するのはプロ野球ファンの楽しみのひとつだろう。今季ソフトバンクの対抗馬として注目されるのが大型補強を敢行したオリックスである。こちらは今年から一軍キャンプを宮崎に移したが、
「まだ浸透していないうえに工事中の場所があり、近隣でキャンプを張るソフトバンクや巨人に比べると人出はかなり寂しい。初日に特設ステージでチアガールのショーが行なわれていましたが、お客さんがまばらで女の子たちがちょっと可哀想だった。でも練習に集中するという意味ではいいと思いますよ(笑い)」(オリックス番記者)
確かに中島裕之や小谷野栄一、ブランコなど、移籍組の動きが非常に良い。特に中島は初日からショートを守り、首脳陣から守備での合格が出た。内野の競争激化は、チームの切磋琢磨という好影響をもたらしている。
※週刊ポスト2015年2月20日号