いよいよ球春到来である。2月1日より一斉にキャンプインしたプロ野球12球団のうち、セパ7球団が汗を流す宮崎県には、連日多くの報道陣とファンが詰めかけている。
中でもその一挙手一投足に注目が集まるのが、ソフトバンク・松坂大輔(34)とオリックス・中島裕之(32)。パ・リーグ2強といわれる両チームだけあって、メジャー出戻り組2人の活躍が、今季の優勝争いを左右するといっても過言ではない。
そんな2人がキャンプ早々手にしたのは、なんと「ハンマー」。
松坂が工藤公康新監督が取り入れたタイヤをハンマーで叩く練習で27回も振り下ろしたのに対し、中島は、同僚のトニ・ブランコが打撃練習に使っている4.5kgのハンマーを持ったものの、「おも~」といった苦笑を浮かべるのみで一度も振ることはなかった。
27対0。キャンプ序盤、より燃えていたのは松坂でした。
撮影■藤岡雅樹
※週刊ポスト2015年2月20日号