キャンプが始まりプロ野球の今シーズンが始動すると、やはりもっとも気になるのは期待の新人選手の動向だろう。最大の注目新人、楽天の安楽智大と同じく注目される京大初のプロ野球選手、田中英祐が入団したロッテでは、プロ8年目の唐川侑己が刺激を受けて奮闘している。新人だけでなく、ベテランからも目が離せない。
2011年には12勝を挙げたが、昨年は4勝で終わった。今季はキャンプ初日からブルペン入りしてしっかり投げ込み、成瀬善久が移籍して混沌とする開幕投手に名乗りを上げる。
辛いのは西武だ。宮崎・南郷のキャンプでは故障者続出の不運に見舞われている。
初日にエース岸が背中の痛みでリタイヤ、2日は鬼崎が左太もも痛、3日は田代将太郎が肉離れと3日連続で故障者が出た。
「このオフにはFA補強にも失敗。ファンからは炭谷銀仁朗の残留が最大の補強だったなどといわれています。でもキャンプイン直後に南郷を訪れた後藤高志オーナーが“ウチはいい補強ができた”と胸を張り、関係者はズッこけていた」(西武番記者)
※週刊ポスト2015年2月20日号