昼はブランドショップやハイクラスな飲食店がひしめき、日本一高級な繁華街としても知られる銀座。だが、最近では新ラーメン激戦区として各地の実力店、有名店の開店ラッシュが続いている。
1店目は麺処 銀笹(ぎんざさ)。割烹などで18年間修業を重ねた主人が、もっと気軽に懐石の“お椀”を楽しんでもらいたいとラーメン店を開店。鰹節や煮干しなどの魚介系スープと鶏ガラ、豚骨の動物系を合わせたスープから油分を徹底的に取り、繊細でスッキリながら深みのあるスープが完成した。
修業先の店で人気の「鯛茶漬け」もメニューに並べたいと、炊き込み鯛めしの上にラーメンのスープをかける鯛茶漬けを考案。注ぎやすいように器も特注するこだわりよう。銀座ゆえに年配客でも入りやすく、女性の常連が多いのも特徴だ。
「自称・日本一ラーメンを食べた男」として知られるラーメン評論家・大崎裕史氏は同店をこう評価する。
「銀座のはずれに隠れ家的に存在しているお店。和食出身の主人が作る繊細なスープで、土曜は早めに売り切れてしまうことも。他にはない、ウリの鯛めしはぜひ食べてもらいたい」
【銀笹塩ラーメン 850円】
住所:東京都中央区銀座8-15-2フジビル1F
営業時間:11時半~15時 17時半~22時
休業日:日曜、祝日
※スープ切れ次第終了