ひと昔前は、マスクは風邪や花粉症の人がつけるものだった。しかし今は、予防のためだけでなく、おしゃれ感覚で身につける人も増加し、種類も豊富だ。
「最近主流のプリーツ型は、顔の形状に合わせてサイズを調整しやすく、立体型は呼吸がしやすく口紅がつきにくいのが利点」
という、マスクを研究している労働科学研究所の研究員・飯田裕貴子さんは、マスクを正しくつけていない人が多いと指摘する。
「日本のマスクは優秀で、ウイルスの飛沫や花粉を90%以上カットするものがほとんど。ですが、鼻や口の周りに隙間ができてしまえば意味がありません。少し前までは大きいサイズのみでしたが、最近は小さいサイズや、会話中もずれにくいマスクも登場しています。顔の形や大きさは人それぞれ。ウイルスのカット率よりも自分にフィットするマスク選びが大切です」(飯田さん)
女性にとって悩みの種になっているのがメイクの崩れ。マスクにファンデーションや口紅がついたり、呼気があたりアイメイクも崩れてしまう。マスクといえば、芸能人のものまねメイクでおなじみのざわちん(22才)に、解決策を聞いた。
「肌がこすれてメイクが落ちるので、摩擦が少なく、小さすぎないマスクがおすすめ。ファンデーションの下地は薄めにしてパウダーでしっかり押さえます。リップはグロスを使わず、透明感のある口紅を。お湯で落ちないタイプのウオータープルーフのアイライナーとマスカラを使えばパンダ目も防げますよ」。
ざわちんプロデュースの『THE FLAVOR MASK』(ラズベリーの香り・3枚入、429円)は、ヒョウ柄に見えて実は花柄。顔色が明るく見える色もポイント。
※女性セブン2015年2月26日号