妻たちのドロドロ不倫を描いたドラマ『昼顔』が昨年話題となったが、今年は“SM契約”が女性の心をわし掴みにしそうだ。原作は全世界で累計1億部超、「マミー(ママのための)ポルノ」という新ジャンルを生んだ話題作『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』がついに公開。本編約120分のうちセックスシーンがなんと20分にも及ぶ。
ヒロインに抜擢されたのが、ダコタ・ジョンソン(25)。映画界でもまだ名の知れた存在ではない彼女だが、清楚な顔立ちの下に柔らかそうな肢体を隠し持っている。
彼女が演じるのは、男性経験のない女子大生役。巨万の富を持つ実業家と性的な服従契約を結んだ彼女は目隠しやロープや手錠といったSMの道具で調教され、セックスに溺れていく。米国在住でセレブ事情に詳しい橘エコ氏が話す。
「アメリカの大手スーパーでは原作がレジの脇に置かれるほか、男性器に装着する映画公式のアダルトグッズも販売されています」
イギリスでは「手錠が外れなくなった」「性器からリングが抜けない」といった、原作の影響とみられる救急要請が急増中。日本にも新たなエロスの旋風が巻き起こりそうだ。
『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』全国ロードショー公開中
配給:東宝東和(c)2015 UNIVERSAL STUDIOS
※週刊ポスト2015年2月27日号