物語の完結まで1か月半。連続テレビ小説『マッサン』の視聴率は好調だ。本誌は今後の展開を徹底取材、〈妻に捧げる酒は「スーパー○○○」〉をつかんだ(知りたくない人は決して読まないでください!)。
史実では、妻のリタは政孝に先立って1961年1月、64歳でこの世を去った。
「政孝は葬儀の準備を息子に任せ、2日間自室に閉じこもって火葬場にも行かなかったそうです。お墓にはリタの名前と並んで自分の名前を刻み、あとは死亡日を入れればいいだけにしました。それほど深く妻を愛していた」(NHK関係者)
亡き妻に最高のウイスキーを捧げるべく、政孝は貯蔵庫にこもり、1962年に特級酒「スーパーニッカ」を完成させる。大学初任給が1万7000円の時代に1本3000円という高級品だったが、これによってニッカの名は全国に知られるようになった。
そのウイスキーは、ドラマでは妻の名を冠した傑作「スーパーエリー」として登場するのだが、完成のタイミングは「必ずしも史実と同じになるかどうかはわからない」(NHK関係者)という。果たしてエリーは生前に自らの名を冠した酒を味わうことができるのか。
※週刊ポスト2015年2月27日号