当せん者が出にくく、キャリーオーバーが当たり前という「ロト7」の1等が2週連続で愛知県名古屋市守山区内の売り場で誕生した。その合計額、何と22億円超!
ロト7は1口300円。1~37までの数字の中から異なる数字7つを選び、すべて的中すると1等最高4億円(理論値)が当たる。
1等の当せん確率は1029万分の1で、日本の宝くじで最も当たりにくい。そのため当せん者が出ないことも多く、その場合は当せん金が次回に持ち越され(キャリーオーバー)、当せん金は最高8億円まで膨れあがる。
気になるのはもちろん買い方。残念ながら、いわゆるラッキーナンバーは存在しないと宝くじ研究家の山口旦訓氏はいう。
「数字が1~37と多いため、出目表からは数字の傾向を掴めないのです」
山口氏が提唱するのは、「2口買い」「継続性」、そして「コンピューター」である。まずは「2口買い」だ。
「キャリーオーバーが発生している時は、同じ数字の券を2枚買うべきです。1口なら最大8億円止まりだが、2口なら16億円の可能性もある。どうせ当たりにくいなら、でっかく夢を追いたいところです」(山口氏)
実際に「新守山アピタCC」で7億円が2口出たことを考えると、「2口買い」は検討の価値がありそうだ。売り場でも「キャリーオーバー時には2口買いが目立つようになった」(新守山アピタCC・渡辺さん)との証言がある。
次に重要なのは「継続性」だ。山口氏の弁。
「過去に誰かが当てた数字を追いかけるのはNG。信念を持って好きな数字を買い続ける“継続は力でありチャンス”が、宝くじ購入の原則だと思います」
売り場でも、「前回使ったマークシート方式の申し込みカードをそのまま持って来る人も多い」(四軒家ヤマナカCC・茅野さん)との声が聞かれた。
そして最後は「コンピューター」。ロトでは申し込みカードの「クイックピック」の欄をマークすれば、各店舗にあるコンピューターが自動で数字を選んでくれる。
「神社参拝や大きな招き猫を置くなど幸運を引き寄せる努力をしている販売店の機械で数字を選んでもらうことで、売り場のパワーを味方につけることができる」(山口氏)
※週刊ポスト2015年2月27日号