テレビ番組の4月改編がせまってくると、各局の台所事情が漏れ伝わってくる。2013年にゴールデン帯、プライム帯で年間視聴率2冠王に輝き、栄華を誇ったテレビ朝日も凋落が激しい。
BS朝日の番組収録中に12歳の女性アイドルがヘリウムガスを吸い込んで重篤状態となった事故では局の責任を問う電話が殺到した。
頼みの綱であるバラエティ番組も不振が続く。また、超優良コンテンツであるサッカー日本代表の中継も、ブラジルW杯での惨敗とアギーレ監督の「八百長疑惑解任」でケチがつき、かつての輝きはない。
そんなテレ朝が起死回生を託すのは、再ブレイク中のあのタレントだ。
「爆笑問題の『サンデー・ジャポン』(TBS系)、松本人志(51)の『ワイドナショー』(フジ系)が競う日曜午前に、テレ朝はヒロミ(50)がMCの新番組をぶつけます」(放送作家)
有吉弘行(40)、坂上忍(47)など「一度消えたタレント」を復活させてきたテレ朝が「三匹目のどじょう」を狙うが、聞こえてくるのは厳しい声ばかりだ。
「爆笑問題、松本人志という現役バリバリの芸人に“潜伏期間”が長かったヒロミが太刀打ちできるのか。いくら何でも無謀という声が局内に多い」(同前)
※週刊ポスト2015年2月27日号