NHK大河ドラマ『花燃ゆ』の低空飛行が続いている。週刊ポストは1月30日号で、主人公選びよりも舞台が安倍首相の地元である山口県であることが優先されたと報じ、政治的な思惑が絡んでいたのではないかと問題提起した。
低迷の真相を知る本誌だからこそ、視聴者が満足するような「V字回復プラン」を提案したい。
●井上真央、松坂慶子のお色気シーンで上昇気流
ベタ過ぎるかもしれないが、実はこれはNHK大河が得意とする手法だ。『龍馬伝』(2010年)では、真木よう子の入浴シーンで視聴率が1.4%もアップ。この時NHK側は、わざわざ事前に入浴シーンがあることを匂わせるしたたかさも見せた。
映画監督としても活躍するライター・杉作J太郎氏がいう。
「井上真央は水着姿も拝めない清純派ですから、ヒロイン・文の入浴シーンは切り札になりますよ。姉役の優香と“姉妹入浴”なら、もっと話題になると思います」
今後、毛利敬親の正妻・都美子として登場する松坂慶子にも期待したい。映画『道頓堀川』『青春の門』などで濃厚な濡れ場を見せた松坂が熟女の色香を発揮すれば中高年ファンは釘付けだろう。
●イケメン志士脱ぎまくりの『an・an』作戦
「色気」なら男優陣も負けていない。吉田松陰役の伊勢谷友介をはじめ、桂小五郎に東山紀之、文の最初の夫・久坂玄瑞に東出昌大、2番目の夫・小田村伊之助役の大沢たかおと、大河史上最強との呼び声もあるイケメン揃いだ。
彼らが揃って肉体美を披露すれば「歴女」ならずとも虜になる女性は多いだろう。『八重の桜』(2013年)では西島秀俊が鍛え上げた上半身を披露して女性視聴者の注目を集めた。イケメンの裸で客を呼ぶ『an・an』作戦と命名したい。
※週刊ポスト2015年3月6日号