スポーツ

「島人の星」安仁屋宗八が先発すると沖縄でタクシー走らず

 元広島カープの安仁屋宗八(あにや・そうはち)氏は沖縄高(現・沖縄尚学高)のエースとして甲子園で活躍、卒業後は沖縄県人として初めて都市対抗に出場し、1964年に広島に入団して沖縄出身初のプロ野球選手となった。そしてプロ初勝利を1964年6月14日の巨人戦であげている。その試合は沖縄のテレビで生中継され、巨人から初白星を挙げた「島人(しまんちゅ)の星」の話題で沖縄は数日間持ちきりになった。安仁屋氏が、当時の沖縄への思いを振り返った。

 * * *
 沖縄ではテレビ中継の間、電器屋の街頭テレビの前に皆が集まって観戦していたそうです。その間、沖縄にタクシーが1台も走っていなかったとか。その後も巨人戦で僕が投げる時には、同じような状態がしばらく続いたと聞いています。

 オフに沖縄の実家に帰った時に、親父がスクラップブックを見せてくれて、凄いことになっていたことを知りました。

 それが発奮材料になりました。そうやって勝ち星を重ねていき、「巨人キラー」としてのイメージが定着したのだと思います。

 そういえば1973年に広島に入団してきた埼玉出身の木下富雄が、「(巨人ファンの僕は)巨人戦で頑張る安仁屋さんが大嫌いだった」と言っていました(笑い)。

※週刊ポスト2015年3月6日号

トピックス

田村瑠奈被告(右)と父の修被告
「ハイターで指紋は消せる?」田村瑠奈被告(30)の父が公判で語った「漂白剤の使い道」【ススキノ首切断事件裁判】
週刊ポスト
指定暴力団六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
暴力団幹部たちが熱心に取り組む若見えの工夫 ネイルサロンに通い、にんにく注射も 「プラセンタ注射はみんな打ってる」
NEWSポストセブン
10月には10年ぶりとなるオリジナルアルバム『Precious Days』をリリースした竹内まりや
《結婚42周年》竹内まりや、夫・山下達郎とのあまりにも深い絆 「結婚は今世で12回目」夫婦の結びつきは“魂レベル”
女性セブン
騒動の発端となっているイギリス人女性(SNSより)
「父親と息子の両方と…」「タダで行為できます」で世界を騒がすイギリス人女性(25)の生い立ち 過激配信をサポートする元夫の存在
NEWSポストセブン
宇宙飛行士で京都大学大学院総合生存学館(思修館)特定教授の土井隆雄氏
《アポロ11号月面着陸から55年》宇宙飛行士・土井隆雄さんが語る、人類が再び月を目指す意義 「地球の外に活動領域を広げていくことは、人類の進歩にとって必然」
週刊ポスト
九州場所
九州場所「溜席の着物美人」の次は「浴衣地ワンピース女性」が続々 「四股名の入った服は応援タオル代わりになる」と桟敷で他にも2人が着用していた
NEWSポストセブン
初のフレンチコースの販売を開始した「ガスト」
《ガスト初のフレンチコースを販売》匿名の現役スタッフが明かした現場の混乱「やることは増えたが、時給は変わらず…」「土日の混雑が心配」
NEWSポストセブン
希代の名優として親しまれた西田敏行さん
《故郷・福島に埋葬してほしい》西田敏行さん、体に埋め込んでいた金属だらけだった遺骨 満身創痍でも堅忍して追求し続けた俳優業
女性セブン
佐々木朗希のメジャーでの活躍は待ち遠しいが……(時事通信フォト)
【ロッテファンの怒りに球団が回答】佐々木朗希のポスティング発表翌日の“自動課金”物議を醸す「ファンクラブ継続更新締め切り」騒動にどう答えるか
NEWSポストセブン
越前谷真将(まさよし)容疑者(49)
《“顔面ヘビタトゥー男”がコンビニ強盗》「割と優しい」「穏やかな人」近隣住民が明かした容疑者の素顔、朝の挨拶は「おあようございあす」
NEWSポストセブン
歌舞伎俳優の中村芝翫と嫁の三田寛子(右写真/産経新聞社)
《中村芝翫が約900日ぶりに自宅に戻る》三田寛子、“夫の愛人”とのバトルに勝利 芝翫は“未練たらたら”でも松竹の激怒が決定打に
女性セブン
天皇陛下にとって百合子さまは大叔母にあたる(2024年11月、東京・港区。撮影/JMPA)
三笠宮妃百合子さまのご逝去に心を痛められ…天皇皇后両陛下と愛子さまが三笠宮邸を弔問
女性セブン