3月14日、いよいよ北陸新幹線が金沢まで延伸開業する。東京から金沢まで最速2時間28分で行けるとあって、金沢・富山方面への旅行を計画している人も多いはず。
そこで事前にチェックしておきたいのが宿泊場所だ。最近はビジネスホテルでも快適な設備が整い、質のいいサービスが受けられる。ホテル評論家の瀧澤信秋氏に金沢・富山で注目したいビジネスホテルを聞いた。
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新幹線の開通は、駅周辺のホテル開発が進む契機となるが、北陸新幹線の金沢延伸も例外ではない。新幹線開業に合わせ金沢駅周辺では、ホテルのオープンやリニューアルが進んでいる。駅東口では、デラックスホテルの「ホテル日航金沢」が、リニューアルにより新コンセプトの客室フロアを順次登場させる予定だ。
一方、ビジネスホテルで注目の施設は、西口の複合施設に開業する「ABホテル金沢」だ。ABホテルは愛知県を中心に展開する人気ビジネスホテルチェーン。いま、ビジネスホテルは「無料サービス合戦」になっている。もちろん無料とはいっても宿泊料金に転嫁されてはいるが、大浴場や朝食も無料というチェーンが多く、利用者の支持を受けている。
ABホテルでは、全国チェーンのビジネスホテルが提供する無料サービスと同様か、それ以上のサービスを提供しつつ、全国チェーンホテルより低廉な料金体系を実現しファンを増やしている。
また、全国チェーン「ホテルマイステイズ」が昨年11月に駅徒歩5分の立地で開業。こちらは全室30平方メートル以上の客室面積を確保、もはやビジネスホテルとはいえないレベルだ。
ところで金沢といえば、有名ホテルチェーン「アパホテル」の牙城。金沢市内には6軒のアパホテルがある。最も駅近なのが「アパホテル金沢駅前」。駅徒歩1分の立地で大浴場も擁する。金沢の繁華街である片町にもアパホテルは展開。天然温泉を擁する「アパホテル金沢中央」、アパホテル第1号店である「アパホテル金沢片町」もあり選ぶのに迷うほどだ。
その中でもワンランク上の「アパヴィラホテル金沢片町」に注目したい。繁華街の中心である片町交差点近くに位置しており、ツインを基本とした全室32平方メートル以上のセミスイート仕様が標準。もちろんお得なシングルユースプランもあり、広い客室をヒジネス利用となれば贅沢なホテルステイとなる。