昨季は二刀流で実績を残し、今季は開幕投手の座を勝ち得た「球界の至宝」大谷翔平(日本ハム)と、投手としての本塁打記録(38本。うち代打本塁打2本)を持つ“元祖二刀流”の金田正一氏の対談が、3月2日発売の週刊ポスト3月13日号で実現した。
金田氏は大谷に開幕投手に対する思い、トレーニング法、二刀流の期待と課題、将来のメジャー挑戦についてズバリ迫った。大谷は金田氏から「いい青年だ」との評価を受けたり、「これからは“魔物”に気をつけろよ」などと注意をされながら、終始和やかに進んだ。そして対談を終えた金田氏はこう語っている。
「頭が良くて面白いし、何より明るい。本当にいい子だ。ただしバッティングでできたタコだけは気になった。左打ちの弊害だな。繊細なワシは心配になったよ。だが本人が問題なければいい。二刀流でも三刀流でもやって誰にも到達できなかった領域に行ってほしいね」