日本では、初来日のウイリアム王子(32才)が大きな話題となったが、英国本国ではウイリアム王子の弟・ヘンリー王子(30才)が世間を賑わしている。それはオーストラリアのゴシップ誌『ウーマンズ・デー』が報じた《Prince Harry’s secret dates with Emma Watson!》という記事が発端だった。
この見出しを訳すると《ヘンリー王子とエマ・ワトソンが極秘デート》という意味。ヘンリー王子が映画『ハリー・ポッター』シリーズのヒロイン・ハーマイオニー役を演じるエマ・ワトソン(24才)と交際しているという世界的なビッグニュースだ。
同誌によれば、昨年12月にエマがオックスフォード大生の恋人と破局したことを知ったヘンリー王子が、友人を通じて「あなたのことが知りたい」という内容のメールを送り、実際に友人も交えてデートしたという。ちなみにヘンリー王子がエマにベタ惚れのようだ。
王族とハリウッド女優の恋といえば、モナコ公国のレーニエ大公と結婚したケリーバッグで知られるグレース・ケリー公妃が有名だが、もしこのビッグカップルが結婚すれば、世界中が大騒ぎとなることだろう。
だが、この報道直後、エマはツイッターで、《世界中のみんな、メディアに書かれていることを鵜呑みにしないでと、前に言ったことを覚えている!?》と交際を否定。すると、英国内では「この報道ばかりは事実であってほしかった…」「理想的なカップルだったのに…」という落胆の声が広がった。そしてエマは前述のツイッターでこう続けている。
《それから王子と結婚することがプリンセスになるための絶対条件じゃない》
このエマの言葉は、英国内で注目を集めているという。英王室に詳しいジャーナリスト・多賀幹子さんはこう話す。
「欧米では王子様に見初められて、初めてプリンセスとして迎えられるというのが、本来の考え方です。しかし、エマは王子様と結婚しなくても自分の努力や才能で、自分自身の理想とするプリンセスになれると訴えているわけです。
昨年から男女平等を推進する国連機関の親善大使も務めているエマらしい発言で、多くの女性から共感を得ているんです。もしエマが本当に王室入りしたら、国民からの人気の高いキャサリン妃(33才)もかすんでしまうほどの大フィーバーとなるでしょうね」
※女性セブン2015年3月19日号