頑張って節約をしているのに、なぜだかお金が貯まらない…そんな人も多いのでは? 風水建築デザイナーのユミリーこと直居由美里さんによると、お金を貯め込むばかりでは金運が停滞してしまうという。ユミリーさんが解説する。
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1円でも安いものを探すなど、節約生活を続けていけば、お金は増えるでしょうか? 鳥がじっと卵を温めていれば雛になりますが、お金をただ持っているだけでは増えることはありません。
こんな話をすると、「そんなことを言われても、うちはサラリーマンだから収入が決まっています。財運なんてありません」と反論する人がいますが、そんなことを言っていては一生、財運は巡ってきません。
お勤めをしていても、株式投資は可能です。株式購入を検討する企業の製品を実際に使ってみたり、業績を分析して、長期保有を原則に株を買い足していき、資産を築いた人もいます。
あるいは不動産を活用して財運を上げることもできます。私がアドバイスをさしあげたあるご夫婦は、社宅住まいでマイホーム資金を貯め、1階が自宅、2階が賃貸という住まいを建てました。風水的デザインを取り入れたかわいいデザインにしたので、入居者が絶えることなく、コンスタントに家賃収入が入ってきます。ご主人の所得だけで住宅ローンを返済するには長い年月がかかりますが、家賃収入が加われば返済速度もぐんと上がります。このご夫婦は2軒目の賃貸アパートを建てることも考え始めています。
もちろん、株や不動産投資は、預貯金と違ってリスクがあり、性格的に向き・不向きもあるので、全員におすすめできるわけではありませんが、お金を寝かしているだけでは、決して増えません。企業理念に共感して株式を購入したり、楽しく住める賃貸住宅のオーナーになれば、お金を世の中に回して、さらに増やしていくことができるのです。あるいは、収入に直結する資格取得や技能を磨くためにお金を使ったり、水回りや玄関をリフォームして金運アップを狙うのもいいでしょう。
「お金は天下の回りもの」は、やたらと買い物するための言い訳ではなく、お金を増やすために使いこなすことです。
人間関係も同じで、まず自分から愛を与えなければ、愛情は返ってきません。「私は愛情深い人間だ」と思い込んでいても、不機嫌な顔をして挨拶もろくにしないようでは、誰からも愛は返ってきません。赤ちゃんや人気アイドルでもない限り、無条件に愛されることはないのです。
※女性セブン2015年3月19日号