2月27日午後5時を過ぎると、大阪市内にある『帝国ホテル大阪』の宴会場前はスタッフが見回りを始めるなどものものしい雰囲気が漂い始めた。先日クランクアップしたばかりのNHK連続テレビ小説『マッサン』の打ち上げが始まろうとしていた。
午後6時半過ぎ、ブルーのスーツにチェックのストールをまいて颯爽と一番乗りしたのがマッサン(玉山鉄二・34才)だった。続いて現れたのが、鴨居欣次郎(堤真一・50才)の息子、英一郎(浅香航大・22才)。全身黒というモードファッションでクールにきめていた。
それからウイスキー造りに欠かせないポットスチル製造に尽力する佐渡社長(佐川満男・75才)、森野熊虎(風間杜夫・65才)と息子の一馬(堀井新太・22才)、広島から北海道までマッサン夫婦を支える俊夫(八嶋智人・44才)らが続々と会場入り。
そして夜7時前、エリー(シャーロット・ケイト・フォックス・29才)が駆けつけるや、宴がスタートした。
「会場前方には金屏風のステージが置かれ、そのステージ中央には『竹鶴』の大きな樽が用意されました。もちろん乾杯は『竹鶴』。その後、出演者がひとりひとり順に挨拶をしていきました。西川きよしさん(68才)は遅れてきたもののわずか30分ほどで帰られました。仕事で忙しかったそうなんですが、少しでも打ち上げの席にいたいと思ったのは、マッサンへの愛が強かったからなんだと思います。参加者はみんなそんな思いでしたから、とっても温かくてなごやかな打ち上げとなりました」(出席者)
一次会は夜10時前に終了。エリーはお酒が入ったのか、顔もノースリーブからのぞく腕もほんのり赤く火照らせご機嫌な様子だった。スタッフと話し込んでいるうちに感極まって泣き出したかと思えば佐渡社長とハグしたり。
そして一行は場所を大阪城近くのビアレストランに移して二次会へ突入した。その中には、マッサンのファンミーティングなどでおなじみの“麿”こと登坂淳一NHKアナウンサー(43才)の姿も。さすが人気アナ。イケメン俳優やベテラン女優らがいるにもかかわらず、道行く女性たちから何度か声をかけられていた。
「二次会は夜10時過ぎから0時半ぐらいまででした。全部で150人くらいで、一応、着席も可能だったんですけど、みなさん、あっちへ行っては乾杯、こっちへ行ってはおしゃべり…と立食スタイルになってましたよ(笑い)。最初はビールで乾杯して、あとは好き好きに。
スタッフが持ち込んだいろんな年代の『竹鶴』の飲み比べをしたりして楽しんでいました。カラオケやゲームはなかったですけど、大きなスクリーンで『マッサン』のダイジェスト版みたいな映像を20分くらい流しました。『おぉ!』って歓声があがったり、拍手したり、笑いが絶えませんでしたね」(別の出席者)
二次会のあとは三次会に参加する人も多数いて、宴がお開きになったのは午前3時過ぎだったという。
※女性セブン2015年3月19日号