冬の冷たい河川敷で命を落とした13歳少年のニュースは日本中に暗い影を落とした。3月9日発売の週刊ポスト(3月20日号)でビートたけし氏が、神奈川県川崎市で上村遼太君が殺された事件や最近の少年犯罪、さらに選挙権を18歳以上にする議論について言及している。
少年犯罪という深刻な問題と向き合うとき、表層ばかりの議論やキレイゴトに意味はない。常に「本音」で社会の虚妄を切り裂いてきたたけし氏は、「選挙権をやるなら、18歳に少年法はいらねェよ」と題した記事のなかで、「凶悪な犯罪者」を年齢で区別することが本当に「文化的」なのか、ニッポン人は考え直したほうがいいんじゃないか、と提言している。