浅田舞(26才)や優香(34才)が実践する「ノーパン睡眠」健康法。実はこの健康法の歴史は古い。『「脱パンツ睡眠」がなぜ健康にいいのか』の著者で、五輪橋産科婦人科小児科病院の丸山淳士名誉理事長がこう説明する。
これまで丸山氏のもとには、ノーパン睡眠の効果についてこんな報告が多数寄せられているという。
●便秘・下痢が解消した
●冷え症にいい
●腰痛がなくなった
●肩こりが消えた
これには理由がちゃんとある。
「パンツを脱いで、適度な冷たさの刺激を与えることによって、体内の産微熱機構が亢進します。これにより内臓の働きが活発になり、熱を産生する努力をして血行がよくなるんです」(丸山氏)
さらにこんな報告もあるという。
●バストが大きくなった
●肌トラブルがなくなった
当然、これにも理由がある。
「成長ホルモンは傷ついた筋肉や肌、頭皮などの細胞を修復、再生し、老廃物を排出したり血管の通りをよくしたりする働きがあり、体脂肪を燃やしたり筋肉を作ったりして太らない体、痩せる体を作る働きもあります。それゆえ、個人差はありますが、シミ、しわ、くすみ、肌荒れなどの肌トラブルの改善だけでなく、風邪の予防などにもなるんですよ」(前出・丸山氏)
特にこの時季、花粉症で悩んでいる人には、「一度試してほしい」と丸山氏はすすめる。
「アレルギー反応は、交感神経が花粉という異物と戦うために働きます。つまり花粉症の人は、日中、常に緊張状態が続くのですが、この状態のままで就寝すると、翌朝には交感神経が疲弊した状態で朝を迎えることになり、花粉など新たな異物と戦う力が充分に発揮できなくなります。
また副交感神経が充分に働かないと、成長ホルモンが正常に分泌されないため、日中に花粉などと戦った交感神経の疲労が回復できません。
つまりパンツをはかずに眠れば、睡眠中に花粉と戦った神経を修復し、さらに翌日、万全の状態で花粉と戦うことができます。続けることで、花粉症の改善が期待できるというわけです」
※女性セブン2015年3月19日号