病院が舞台のドラマ『まっしろ』(TBS系)で話題となったのが、主演・堀北真希(26才)のウエストがキュッと絞られた、ナース服姿。《細すぎ!》といった声が数多く寄せられた。
その堀北が実践しているのが「塩抜きダイエット」。映画『恋する日曜日 私。恋した』で、余命3か月のがん患者を演じるために取り入れたという。ビューティーフード研究家でモデル・室谷真由美さんはこう解説する。
「塩分は動物性脂肪や食品添加物といった代謝が進みにくい成分を体内に一緒に蓄積してしまうんです。すると、太りやすく痩せにくい体になり、血流も阻害され老化が進行してしまいます。塩抜きダイエットを行うと、塩分を摂らないことで体内で古く固まった脂肪や毒素を洗い流すことができるので、体重も落ちますし、むくみも取れて手足もスッキリするんですよ」
この方法を実践している芸能人は多く、篠原涼子(41才)は毎日の食事から薄味にしたり、減塩しょうゆを用いたりしているという。また、山下智久(29才)は雑誌『anan』のグラビア撮影のため塩抜きして、くっきり割れた腹筋など美ボディーを披露した。
1日に必要な塩分量は、女性の場合5~7g前後といわれている。しかし現代の食生活ではしょうゆやみそなどの調味料に加え、加工食品やスナック菓子などで過剰に摂取してしまう。そこで室谷さんがおすすめするのが、5日間の塩抜きダイエットプランだ。
「まず、初日は動物性脂肪を含む肉や魚、添加物の入った食材を極力減らし、玄米や野菜を中心にして体の準備を整えます。このときは、塩分を摂ってください。2日目から4日目は一切塩分を摂りません。コショウやレモン汁、バルサミコ酢のほか、スパイスなどを使って味付けすると、退屈な食事にならずに済みます。最近流行りの干し野菜も、うま味が凝縮されているのでぜひ活用したいですね。そして、最終5日目は初日と同じように玄米菜食にします」(前出・室谷さん)
この方法で3kg前後はストンと体重が落ちるというが、こんな注意点がある。
「塩分を摂らないため、ダイエット中は喉の渇きをあまり感じません。ただ、水分を摂らないと、溶けだした毒素などをうまく排出できないので、水を1日2リットルは飲むようにしましょう」(前出・室谷さん)
※女性セブン2015年3月26日号