現在、妊娠4、5か月で夏頃に出産予定だという仁科仁美(30才)。だが、恋人で、『塚田農場』など産直居酒屋を全国に180店舗展開し、年商150億円を誇る株式会社エー・ピーカンパニーの米山久代表取締役社長(44才)は、認知はするが結婚はしない姿勢だという。これに激怒した母の仁科亜季子(61才)は、養育費として億単位のお金の一括払いを要求しているという。
ウン億円の即金要求――いかに腹わたが煮えくり返っているかがわかるが、それは実際に可能なのだろうか。男女間の法律問題に詳しい長瀬総合法律事務所の長瀬佑志弁護士はこう説明する。
「仁美さんが“内縁の妻”ということになりますと、法律上、遺言がなければ遺産を受けとることができません。ですが、結婚していれば妻として法定相続分を受けとる権利があることになりますので、その相続分を先に欲しいと要求することは考えられます。もっとも、この要求に応じるかどうかは相手次第といえます。
また、子供の養育費として成人するまでの20年分の養育費を一括で請求するという方法も考えられます。例えば、年収が数千万円ある人が、子供たちの養育費を1か月に100万円払うということは考えられない額ではない。そして、1か月100万円を20年で計算すると2億4000万円になります。
このように“養育費を一括で請求する”というのは、珍しい例ではありますが、全くないわけではありません」
かつて亜季子自身も男性に苦しめられ、借金トラブルも経験してきた。そんな彼女だからこそ、米山氏に対して、強硬な主張を続けるのだという。
「亜季子さんは一度裏切られた米山さんには、“またいつか裏切られる”という疑念が消せないようなんです。仁美さんは、今でこそ“あの人の子供が産めれば、私は幸せ”なんて言っていますが、いつか現実に引き戻されるときがきます。そんなときに手元に蓄えがなければ、苦しむのは仁美さんです。そんな彼女のために亜季子さんは闘おうとしているんです」(仁科家の知人)
心労が続く日々だろうが、仁美のお腹の赤ちゃんは、元気に育ってほしいと願うばかりだ。
※女性セブン2015年3月26日号