つらい時に自分を支えてくれる音楽。また、楽しい時にそれをより一層盛り上げてくれたのも音楽だったりする。
そこで、第13回爆笑スターものまね王座決定戦スペシャルで優勝。美空ひばり、山口百恵など多数のレパートリーを持つものまねタレントの斉藤ルミ子さん(53才)に、女性が歌ったら上手に聞こえる「カラオケでうまく歌えたらすごい名曲」を選んでもらった。斉藤さんは1983年、原宿で松田聖子のものまねをしていたところをスカウトされた。
「ものまねをやっているので、歌手と同じ高さのキーやリズムなどすべてを模倣して歌います。一見ポップで簡単そうに見える曲が難しかったりするんです。歌唱力が必要な名曲を選びました」(斉藤さん)
1位『川の流れのように』美空ひばり
「サビの部分のビブラートのかけ方や低音から高音への持っていき方、声の張りや強弱など、難しく深みのある名曲中の名曲です」
2位『あなたに逢いたくて~Missing You~』松田聖子
「聖子ちゃんが作詞作曲したということもあって、とても本人が大切にしている曲だと思います。淡々としながらも感情を込めないとうまく歌えません」
3位『みずいろの手紙』あべ静江
「あべさんの声と詞の内容がすごく清々しくて透明感あふれる名曲です。いかに素直に歌い上げるかに難しさがあります」
4位『つばさ』本田美奈子.
「間奏部分で28秒間も声を出し続けなければならないという歌い手を選ぶ名曲です。見事歌えたら拍手喝采間違いなし」
5位『ハナミズキ』一青窈
「幅広い年代で歌われている名曲。音程通りにうまく歌おうとすると下手になってしまう。気持ちを込めてソウルフルに歌いましょう」
6位『涙そうそう』夏川りみ
「サビのキーが高く、さらにビブラートまでかけなければいけないというプロの技が光る曲です」
7位『赤いスイートピー』松田聖子
「歌い出しが最大のポイントです。低音ですが、聖子ちゃんはキッチリ出しています。初恋の頃を思い出しつつ、キュンとする気持ちで歌いましょう」
8位『レット・イット・ゴー~ありのままで~』松たか子
「サビはキーが高い上に声量が求められる。腹筋を鍛えてないと歌えません。それほど難しい」
9位『君をのせて』井上あずみ
「ジブリ映画『天空の城ラピュタ』のエンディング曲です。サビは、ファルセットいわゆる裏声で力強く歌い上げる必要があります」
10位『ペッパー警部』ピンク・レディー
「誰かと一緒に歌う曲。ハモり部分をいかに上手に歌えるか。それに尽きます」
※女性セブン2015年3月26日号