テレビ局には「共演NGリスト」というものが存在する。事務所側が突きつけたもののように思うかもしれないが、実際はタレントや事務所側からの要望によるNGケースは稀だ。
「テレビ局側が勝手に配慮してNGリストに加えるパターンがほとんどです。もめ事を避けるため自己防衛的な意味も大きい。ですから週刊誌の芸能記事チェックは欠かせません」(放送作家)
最近、女性誌で不仲が報じられた宮沢りえ(41)と、大竹しのぶ(57)もそのケースだ。
「りえの離婚話が泥沼化するなかで、夫婦共通の友人だった大竹との関係が悪化。もともと2人は飲み仲間だったが、離婚話以来、大竹がりえを飲み会に呼ぶことは一切なくなったというんです。りえが出演する『ヨルタモリ』(フジテレビ系)では大竹の出演を望む声もあったようですが、オファーは控えているようです」(テレビ局関係者)
SMAPと嵐も『週刊文春』で報じられたジャニーズ事務所内の内紛記事をきっかけに「絶対NG」が強化された。
「SMAPを育てた“I女史派”とジャニー社長の姪である“ジュリー派”の事務所内対立が報じられ、各局に激震が走りました。いまでは違う番組の収録の際でも、楽屋が近くにならないように細心の注意を払っている」(芸能ジャーナリスト)
SMAPといえば、木村拓哉(42)が4月スタートの新ドラマ『アイムホーム』(テレビ朝日系)で初のパパ役を演じることが話題だが、木村のNGと囁かれているのが福山雅治(46)だ。
「2人は女性誌の『好きな男ランキング』1位と2位が“指定席”。2人が同じドラマに出れば話題になるのは間違いないのですが、なぜか共演オファーを口にすることさえNGになっています」(キー局ドラマスタッフ)
※週刊ポスト2015年3月27日号