仕事ができて、若くて、美人――そんな完璧な女性が突然ストーカーに豹変してしまうこともある。会社員の松本恵さん(仮名・34才)の友人、裕子さん(仮名・35才)は大手企業に勤めるキャリア女性。
そんな彼女がつきあっていたのは、10才年下のしがないフリーターだった。見た目はいいがお金はなく正社員を目指すつもりもない、そんな“ダメ男”だった。デート代はいつも彼女が負担し、洋服まで買ってあげる世話焼きぶり。にもかかわらず、彼氏は「他に好きな人ができた」という理由で裕子さんをフった。
「まさか裕子がフラれるとは思わなかった。それでも別れてよかったと思ってたんです。でも、裕子は未練たらたらで、何度もヨリを戻したいと電話したり、家の前で待ち伏せたりしているみたいでした」(松本さん、以下「」内同)
いくら裕子さんが必死になっても彼はまったくヨリを戻す気配はない。すると裕子さんは大胆な行動にでたという。
「彼はお金がないから、築ウン十年の風呂なしアパートの2階に住んでいたんです。なんと、裕子は彼の真下の部屋を借りました。ただ彼氏を監視するための部屋なので家具などはなし。郵便物をチェックしたり、来客がいないか調べたり、夜はただひたすら聞き耳を立てて音を聞いているみたい。
裕子は『彼と元サヤに戻るのはあきらめている』と言いますが、彼に新しい恋人ができるのはイヤみたいで行動を監視したいらしいです。いつまで裕子のそんな日々が続くのか…いっそ彼に新しい彼女ができてくれればいいのに、と思ってしまいます」
※女性セブン2015年4月2日号