昨年のセ・リーグ覇者でありながらオープン戦絶不調の巨人。主力のケガ人も続出している。確かに今年の巨人には引き締まった空気が足りなかった。キャンプ中にはこんなことがあった。
2月6日、原辰徳監督の取材のためにOB・金田正一氏が宮崎キャンプを訪れた。ベンチに座って練習を見ていると、そこへキャプテンの坂本勇人が挨拶に訪れた。坂本は腰痛のため、この日から遅れてキャンプに合流していたのだが、
「腰? 変な体位でやったんじゃないだろうな!」
というカネやんのツッコミに坂本の顔が引きつっていた。後に、その2日前の深夜に宮崎のキャバクラ嬢を宿舎に連れ込んでいたと『FRIDAY』に報じられる。
「金田さんとのやり取りは周囲も冗談として受け止めていたが、記事が出て青ざめた。巨人はキャンプ中の女性問題には敏感で、このルール違反には原監督のみならず、他のナインもカンカンでした。
今年はキャンプでの門限が22時半と、それまでの24時から早められていた。皆、不平はありながらも練習に集中しようと頑張っていたのに、練習を休んでいたキャプテンが“門限があるなら部屋に呼べばいい”と女を連れ込んでいたのでは、チームの統制などとれません」(スポーツジャーナリスト)
※週刊ポスト2015年4月3日号