3月末に最終回を迎える連続テレビ小説『マッサン』。主人公のマッサンこと亀山政春を演じた玉山鉄二(34才)は、クランクアップにホッと肩の荷を下ろしている。
「朝ドラはとても居心地のいい場でしたが、同時に過酷な日々でもありました。おかげで精神的にも肉体的にも忍耐強くなった。10か月あまりという長丁場の現場を経験したことで芝居への取り組みや人とのかかわり方が変わり、『マッサン』がぼくに“第2の初心”を与えてくれました」(玉山・以下「」内同)
撮影は主に大阪で行われ、単身赴任で過ごした。
「家族を東京に残して、大阪のマンションにひとりで暮らしていました。今朝も引っ越しの準備をしていたんですが、部屋中が『マッサン』ゆかりの物で溢れていて胸がいっぱいです。いちばんの思い出は、なんといっても25週分の台本。クランクインの時にマッサンのモデルとなった竹鶴政孝さんのお孫さんからいただいた、竹鶴さん愛用のグラスは宝物です」
ドラマをきっかけにウイスキーを愉しむようになったと語る。
「ウイスキーを身近に感じて、いろいろなウイスキーを飲んでいます。東京の自宅に戻ったら、『マッサン』のDVDをゆっくり見たい。その時にはぜひ、とっておきの竹鶴さんのグラスで、おいしいウイスキーを飲みたいですね」
撮影■樂滿直城
※女性セブン2015年4月2日号