第7回目となるAKB48選抜総選挙「AKB48 41stシングル 選抜総選挙」が6月6日に福岡のヤフオクドームで開催となることが発表された。2014年に紅白歌合戦のトップバッターを務めたHKT48がますます勢いに乗ることが予想されるが、すでに福岡県にはご当地アイドルグループが多数存在。全国でも有数のアイドル激戦区だ。
2014年、福岡県発のアイドルでメジャー級になったのは『Rev. from DVL』の橋本環奈。ネット上で「1000年に一人の逸材」と大絶賛されたことがきっかけで、一躍全国区の知名度になった。『Rev. from DVL』以外にも福岡県には『LinQ』、『HR』、『QunQun』『れいしゅしゅ』『K-NEXT』『k!tty』『I’S9』『GLITTER☆』『乙女の純情』『Smile』『ときめき☆アイドル学園演劇部』『FUKUOKA はかたみにょん★』等々、さまざまなアイドルグループがしのぎを削り、福岡県内でのアイドル戦国時代となっている。
“ローカルアイドル”といえど、活動はご当地だけにとどまらず、『LinQ』『QunQun』など東京公演をおこなうグループもあるほか、『HR』は“地産地消型アイドルとして実力をつけ、夢は「メジャーデビュー」”というコンセプトをうたう。
美人揃いの福岡県とあって、活躍するのはアイドルだけではない。女優やモデルには蒼井優、有坂来瞳、板谷由夏、田中麗奈、牧瀬里穂、吉瀬美智子、西内まりやら、そうそうたるメンバーが名を連ねる。最近では2014年には松元絵里花が上京2か月で、女性ファッション誌「Ray」の専属モデルに抜擢。2015年に拠点を東京に移したのは倉本知尋で、倉本はKDDIが手がける、「上京した瞬間に、地元からサプライズエール」が届く『SYNC YELL』プロジェクトに参加している。
同プロジェクトは、夢を持って上京した若者たちが、東京に到着した瞬間に家族や地元の友人たちからサプライズエールが届くという内容。動画の中では、倉本を含め3人の若者の旅立ちのストーリーがオムニバス形式で描かれ、彼らが東京の駅に降り立つと、大型ディスプレイに故郷の家族や友人からのビデオメッセージがサプライズで映し出される。
母からの直接伝えられなかった気持ちとエールのメッセージが込められた映像が映し出されると、倉本は思わず駆け寄り、母の言葉に涙。ブログでは、「見送りのシーン以外で出演することは全く知らず 人生最大のサプライズを演出していただきました 」「人と人 とっても温かいものなんだなって 改めて実感させて頂きました」とコメントした。
そんな倉本は、3月22日まで開催されていた「Fashion Week Fukuoka 2015」にも出演。夢はメジャーであっても、いつまでも地元を愛する心を忘れないことが、福岡県発タレントの成功する理由の一つであることは間違いない。