夫婦の日常も様々だが、あらゆる夫婦のエピソードが、漫談家の綾小路きみまろにメールや手紙で続々と寄せられている。今回寄せられたのは、水産会社勤務のご主人(46歳)。奥様(49歳)との間には高校3年生の娘さんがいます。
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女房は平凡な顔立ちなんですが、義母と姉妹は美人。まるで女房だけ“異物混入”みたいです。「じゃあ、娘が生まれたらどっちに似るんだろう?」と思ってたら、これが可愛くて美人! 幼稚園の頃は「大きくなったらパパと結婚する!」といってくれて幸せでしたね。
でも、成長するにつれて父親離れしていき、この前なんかお風呂場から娘の悲鳴が……。出てくるなり僕をにらみつけ、「洗面所の私の下着入れにパパのパンツが入ってたわよ! 汚いからどけて!」。どうやら女房が間違えて入れてしまったようです。それで僕が、娘の下着入れを開けて自分のパンツを取り出そうとすると「なんでパパがやるの! 私の下着に触らないで!」。結局、女房が移動しました。
それにしても娘の鬼の形相、どこかで見たことがあると思ったら女房にソックリ! そこだけは似たんです。
異物混入は別の日にも。僕が風呂から出て下着入れを開けると、黒でスケスケのTバックが! また間違えて入れたんでしょうけど、18歳の娘がこんな下着を穿いてるなんて父親の立場としては大問題です。
でも、穿いてる姿を想像すると……いや、それはダメだ! Tバックを手に持ったまま妄想を打ち消そうとしてると「アナタ、何やってるのよ、変態!」と女房の怒鳴り声。「いや、娘のが間違えて入ってたからさ」「娘のじゃないわよ!」。え~っお前の? 49歳でこのTバック? 娘のでもショックだけど、別の意味でショックです!
※週刊ポスト2015年4月3日号