昔から医者の不養生というけれど、実際はどうなのでしょう? がんの「当り前」について、専門家の立場から何を大切にしているのかを全国の女医101人に聞いた。
Q.がんにならないためにしている生活習慣は?(複数回答)
A.「特になし」21人、「適度な運動・なるべく歩く」21人が最も多く、続いて「ストレスをためない」13人、「たばこを吸わない」7人、「規則正しい生活」6人となった。
忙しさから、運動・睡眠などの時間を多くとれないのが現実のよう。免疫力を上げるため、ストレスをためないことも大切。女性医療ジャーナリストの増田美加さんは、国立がん研究センターのHPを基にこう語る。「研究から、がんの原因の多くは生活習慣が大きく影響するとわかっています。喫煙(30%)、食事(30%)、運動不足(5%)、飲酒(3%)の合計で全体の68%になります」
Q.がん保険に加入している?
A.加入45.5%、非加入53.5%、不明1%
未加入が過半数。「早期発見すればそれほどお金はかからない」「子供がいないから」などのほか、年収の高さも理由? 「実は私もがん治療は一般の医療保険だけで対応。早期発見で費用も少なくすみましたが、早期発見できるがんは限られています。がんになってからでは加入できないので、入っておいてもいいかも」(増田さん)
※女性セブン2015年4月16日号