「夫が危篤」…昨年夏頃から、吉永小百合(70才)の夫、岡田太郎氏(84才)の大病説が芸能界を駆け巡っていた。取材を進めると意外な夫婦の形が見えてきた。
1973年、家族の猛反対を押し切って結婚した吉永。1976年に実母は随筆集を出版し、娘を奪い去った岡田氏への怨嗟を綴った。そんな背景もあり、夫妻は毎年のように「離婚危機」が報じられてきた。
「もともとやり手の映像プロデューサーだった岡田さんと人気女優の吉永さんは仕事のすれ違いも多かった。でも、互いの人生を尊重したうえでの結婚だったからむしろうまくいっていましたよ。岡田さんの母親である姑さんのことはとても大事にしていて、晩年は岡田さん以上に介護に励んでいました」(映画関係者)
ちょうど姑の介護問題に直面していたころ、吉永は大きな決断をしていた。夫妻で住んでいた自宅マンションのリフォームだ。
「岡田さんは吉永さんの14才年上ですから、先のことを考えて、バリアフリーにすることにしたそうです。でも工事中、新たにマンションを購入し夫婦で住んでいたので、リフォームした前のマンションは衣装部屋のように使っていました。
ただここ数年、岡田さんは足腰が弱くなっていましたから、以前のバリアフリーのマンションを拠点にするようになったんです。吉永さんは新しいマンションのほうに愛着もありましたし、岡田さんのマンションは車で20分ほどだったので、形としては別居生活を送っていました」(芸能関係者)
岡田氏が拠点にしていたマンション住民の証言。
「吉永さんはほとんど見かけたことはないですが、ご主人はよくお見かけしていました。ずいぶん年はとったけど、お元気でね。散歩に行かれたり、買い物をされていたり。でも、去年の夏頃からぱったり…」
ちょうど、冒頭の「危篤説」が飛び交い始めた頃と重なる。これについてある映画関係者がこう話す。
「実は岡田さんは肝臓に大病を患って一時はかなり厳しい容体だったんです。小百合さんもつきっきりで看病をしていて本当に大変そうでしたね…。でもなんとか持ちこたえて、今は無事退院されて元気にしているそうですよ」
そして再び夫妻は一緒に生活するようになったようだ。
「岡田さんは小百合さんの手料理が日々の楽しみのようです。特にかつお出汁の味噌汁が欠かせないそう。それから小百合さんは酒の肴が得意で、例えば、いただき物のカラスミでも、手作りの梅酢につけたり、一手間をかけるようです」(前出・映画関係者)
※女性セブン2015年4月16日号