新しいドラマがスタートする4月。ドラマウオッチャーが気になる春ドラマについて解説する。
漫画家・カトリーヌあやこさんが注目するのは、野島伸司が不朽の名作をドラマ化した『アルジャーノンに花束を』(TBS系)だ。
「野島さん脚本のドラマには、いくつか共通点があります。まず、必ずといっていいほど女性が鼻血を出すシーンがあります。そして誰かが刺されたり、高い場所から転落したりします。そうしたシーンを名作といわれる原作にどれだけうまく入れられるか興味津々です」
『医師たちの恋愛事情』(フジテレビ系)については、熱血外科医を演じる斎藤工に「注文」をつけた。
「『昼顔』(フジテレビ系)で披露したようにヌードシーンは彼の代名詞ともいえます。今回、脱ぐシーンはないそうですが、脱がなきゃダメですよ。だって視聴者はそれを見たいんですから!」(カトリーヌさん)
コラムニストのペリー荻野さんが期待するのは、NHKの2作品。
「『64(ロクヨン)』の主役を演じるピエール瀧さんは映画『凶悪』では元暴力団組長の死刑囚役を好演しました。シリアスな役を演じると、こちらが寒気がするくらい怖いんです。期待大ですね。
もうひとつは仲間由紀恵さん主演の『美女と男子』(4月14日~、毎週火曜22時~、NHK)です。仲間さんがやり手の芸能マネジャーを演じる業界物です。このドラマには何かと話題の高橋ジョージさんが『一発屋の歌手』という設定で出演します。NHKが“攻めの姿勢”で作った挑戦的な2作品が楽しみです」
※女性セブン2015年4月9日・16日号