日夜、各所で行われている合コン。もちろん、一番の目的は、恋人を見つけるためだろうが、ここ最近の女子の間では参加理由も様々なのだとか。月に3~4回の頻度で合コンに参加しているという女性Aさん(25歳・ジュエリー販売)は、こう語る。
「最近では、女友達の間でも合コンに行く理由が多様化しているように感じます。私の友人は、彼氏との関係をうまく続かせるためにわざと“彼氏への負い目を作るために合コンに行く”と言っていました。かくいう私は『コミュ障を治す』という目的で、とにかく人と会話するのを目的に参加しています。基本的に引きこもり系のオタクなので初対面の人と話すのが面倒臭い。
男性からは、『土日なにしているの?』『趣味はなに?』などとくだらない質問をされます。合コンに行き始めた当初は『なんで興味ないのに定型文みたいな質問するんですか?』と本音を言って場が凍ってしまいました。そこから『これじゃまずい』と思うようになりました。いわばリハビリですね」(Aさん)
金融会社勤務のBさん(27歳女性)とアパレル勤務のCさん(27歳女性)は定期的に合コンに参加する“仲間”なのだという。
「私たちは、基本的に女子の間のコミュニケーションを盛り上げるツールとして合コンを利用している感じですね。合コンに参加するときに、LINEグループを作って、その場でリアルタイムに『一番右のやつ本当にありえない!』とか『真ん中、なんで今日来たの?』などと実況しています(笑)」(Bさん)
Cさんも続く。
「LINE実況は盛り上がりますね。別れた後も楽しみが続く感じで、結局女友達の遊びの一環です。私は今彼氏がいるんですが、他の男性と自分の彼氏を客観的に比較するために参加しています。『やっぱり自分の彼氏は良いな』と思ったり、『この人くらい面白さがあればな』と思ったり、2人でべったりと過ごしているよりも気づかされることが多いですね」(Cさん)
合コンにもいろいろな“使い方”があるようだ。