ファッションと同様に、女性のメイクにも毎年トレンドが存在する。そんなメイクトレンドのなかでも、とくに今注目を集めているのが韓国発の「ドファサルメイク」だ。韓国のメイクといえば、以前は太い眉毛に陶器のような肌が特徴的な「オルチャンメイク」が流行したが、「ドファサルメイク」とはどういったものなのか。美容の専門学校に通う女性・Aさん(24歳)は、次のように解説する。
「“ドファサル”とは、“異性に魅力的にアピールする”という意味をもつ言葉だそうです。要するに、男性に受けの良い顔を作るメイク、ということになります。これまで一般的に、男性にウケるメイクというのは、ブラウン系やあまり色を使わないナチュラルメイクが多かったと思います。
他方で『ドファサルメイク』が新しいのは、赤、濃いめのオレンジ、赤みのピンクなど、一見すると異性にウケが悪いような濃い色を使うところ。基本的には、まぶた、下まぶたの3分の1に赤系のシャドウを塗ります。チークやリップも同系の赤で揃えるというのがポイント」(Aさん)
しかし、この「ドファサルメイク」にはテクニックが必要だと話すのは、美容ライター・Bさん(28歳・女性)だ。
「『ドファサルメイク』がブームですが、下手なメイクだと目がものもらいになったように腫れぼったく見えるので注意が必要です。特に赤のシャドウを使用すると色が濃く出てしまうので難しい。
オススメは、赤のクリームチークや、赤いリップを少量指先にとり、アイシャドウを塗る前の下地としてまぶたにポンポンと乗せること。その上から普通のメイクをすると自然な『ドファサルメイク』が完成しますよ。でも一番は自分の顔に似合うメイクを探ることだと思います」(Bさん)
ファッション同様、トレンドのメイクは移り変わるが、正しいテクニックと自分にあったメイクを模索することが“異性を魅了する”最大のポイントなのかもしれない。