桜の名所として知られる都内のとある公園。その日、池の周りの桜並木はまだつぼみだったが、春の訪れが感じられる気持ちのいい快晴で、子供連れママたち、池のボートに乗る家族連れ、水辺に集う野鳥にカメラを向ける年配の男性など、たくさんの人が思い思いに過ごしていた。
そんなほのぼのとした風景が、突如ピリピリした空気に包まれ始めた。あの堺雅人(41才)が、池に浮かぶボートを漕いでいたのだ! しかも向かいに座っていたのは桜色の着物を着た美女。
「アレッ!? 奥さんじゃない!?」。そんな声を上げた通行人もいた。ご存じの通り、堺の“奥さん”は2013年4月に電撃婚した菅野美穂(37才)。では白昼堂々、堺がボートデートしていたのはいったい…。
答えは蒼井優(29才)。実はこのデート、4月15日スタートのドラマ『Dr.倫太郎』(日本テレビ系)のワンシーンだった。
同ドラマで堺は、鋭い洞察力と大胆な治療法で患者の心を奥底から解きほぐす精神科医を演じる。蒼井は、そんな彼でもコントロールできない心の闇を抱えた売れっ子芸者役。そしてこのふたりが恋に落ちる、といったストーリーも描かれる。
「これまで蒼井さんは映画に主軸をおいてきたので、ドラマ出演時には脚本選びから充分な時間をかけることで有名なんですけど、今回は相手役が堺さんと聞いてふたつ返事でOKだったと聞きました。彼女は堺さんと映画『ハチミツとクローバー』で共演した時に、役作りとか仕事に対する姿勢とかを間近で見て、それ以来ものすごく尊敬しているそうなんです。今回の共演は飛び上がるほど喜んだみたいですよ」(テレビ局関係者)
堺との結婚以降、ドラマや映画などの仕事から一線をひいている菅野にしてみれば少し妬ける話かもしれないが…。
「彼女は今、妻として堺さんの仕事を支えることに幸せを感じているそうですよ。結婚する前は堺さんの猛アプローチがありましたからあくまで受け身だったんですが、一緒に過ごしているうちに堺さんへの思いがどんどん大きくなっていったみたいですね。
あんなに演じることが大好きだった彼女が、今は雑誌やCMくらいですものね。周りは結婚後も変わらず女優の仕事をしていくものだと思っていたから、びっくりしている人も多いんですよ。年齢的なものもありますから、早く子供も、と思っているようですが、まずはご主人を支えることが彼女の最優先という感じです」(芸能関係者)
※女性セブン2015年4月23日号