ハーフ会、一発屋会、二世会…芸能界には、○○会と呼ばれるグループが数多く存在する。彼らがこうしたグループを結成するのには、ある事情があるようだ。
3月、小島よしおがツイッターで公開したことから話題を呼んだ、一発屋会。この飲み会には、小島以外に、テツandトモやレイザーラモンHG、髭男爵、ダンディ坂野、小梅太夫、ゆってぃ、天津・木村、クールポコら多くの一発屋芸人が参加した。
「ツイッターやインスタグラムで画像を公開すれば、ネットニュースで取り上げられる。それをテレビ局のスタッフや放送作家が見ていて、バラエティーの企画になるかもしれない。当然、そんな狙いもあるのでしょう」(芸能ライター)
こうしたグループは、一発屋会だけではない。一発屋会よりも少し前に話題を呼んだのはベッキー率いるハーフ会だ。メンバーは、ユージ、ローラ、ウエンツ瑛士、SHELLY、ホラン千秋、アントニーら。3月下旬にはローラの誕生日に集まったことをメンバーがインスタグラムなどで報告し、再び注目を集めた。
ほかにも、IMALU、関根麻里、依布サラサら二世タレントだけのグループ・二世会や、小泉今日子を筆頭に、米倉涼子、吉高由里子、石原さとみら人気女優だけで結成されている小泉会、沢尻エリカを中心とした沢尻会なども業界では有名だ。
彼らが同じ職種のタレントたちでグループを結成する理由について、ある放送作家がこんな裏側を明かす。
「テレビでは、共演者指名というものがあります。タレントが“○○と共演したい”“〇〇さんとはやりやすい”とスタッフに推薦するのです。そこまで強い推薦でなくても、“○○さん面白いから今度、使ってあげて”という声から、出演につながることがある。
浮き沈みの激しい芸能界ですから、自分と同じ職種のタレントと助け合うということはすごく大事です。こうしたグループには、言ってみれば互助会的な意味合いがあるんですよ。だから、グループ内ではより売れっ子のメンバーが影響力を持つことになります」
単なる仲良しグループというわけではないのだ。