食料品などが相次いで値上げされているなか、新年度で新たに必要なものが出てきたり、季節の変わり目で必要経費が生じたりして、泣きっ面に蜂。そこで、この時期だからこその節約術を紹介しましょう。
■クリーニングは「パック」で
ファイナンシャルプランナーの花輪陽子さんがおすすめするのは、“数着まとめていくら”というパック型のクリーニングサービスだ。
「イオングループが提供する『家事玄人 ぽわぽわ保管付衣類クリーニングパック』には、15着で1万2960円(税込)というパックがあります。自宅に回収に来てくれて、クリーニング後は最大9か月間保管してくれます。1着当たり864円なので、大手チェーンで2000円以上することが珍しくないロングコートや1500円以上することが多い夫の冬物のスーツなど、クリーニング代が高い衣類を頼めばかなりの節約になります」(花輪さん)
イオンのネットスーパーで注文を受け付けている。
急いでクリーニングする必要がない冬物は、夏まで待つのもいいと、節約アドバイザーの丸山晴美さんは言う。
「夏場はクリーニングの需要が少なく、格安キャンペーンが増加します。いつも使うお店や近所のお店のチラシを要チェックです」(丸山さん)
■ダウンコートも自宅洗い
クリーニング代節約は、「できるものは自宅で」が基本だ。シルクやレーヨンなどの繊細な素材や、アイロンがけが難しいジャケット、プリーツ加工された衣類などを除けば、おしゃれ着用の中性洗剤を使えば、ドライマークの衣類はだいたい自宅で洗える。
「ダウンコートも自宅で洗えます。中性洗剤でつけ置き&押し洗いを30秒程度してタオルドライ後、形を整えてから1週間ほどかけて、ダウンをほぐしながら陰干しすればOKです」(丸山さん)
■フリマアプリで夏物整理
ちょっと早めにクローゼットの夏物をチェックしよう。今年はもう着ない夏服を処分するなら、今が売りどきだからだ。
「フリマアプリの『メルカリ』は、スマホで写真を撮って必要事項を入力すれば誰でもすぐに出品可能です。運営会社が購入者との間に入ってお金をやりとりするので、品物を送ったのに代金が払われないなどのトラブルがありません」(丸山さん)
登録無料で、売り上げの10%を運営会社に手数料として支払う仕組み。
「どの服を着ないかチェックするので、夏のワードローブ計画を立てやすくなります。結果的に買い足したいアイテムが明確になり、買い物の失敗を防ぐ効果もあります」(丸山さん)
※女性セブン2015年4月30日号