「いつも子供2人を前後に乗せて、力強く自転車をこいでますよ。モデルのイメージとはかけ離れていて、“肝っ玉母ちゃん”って感じです。近くのスーパーや青果店でもじっくり野菜を選んでいて、スタイル抜群なところを除けば、普通の主婦と何も変わりません」(近隣住民)
都内のとある閑静な住宅街で話題になっているこの“母ちゃん”とは佐田真由美(37才)のこと。ところが4月中旬のある朝、次女(4才)の手を引きながら自宅マンションから出てきた彼女は、近隣で見かけられる普段の様子とはひと味違った気品あふれる淑女スタイル。紺のロングコートに薄めだけど、しっかりメーク、パールのイヤリングが控えめに光っていた。最寄り駅から電車に乗ったふたりが向かったのは、都内にある格式高い超有名私立幼稚園。この日は、次女の入園式だった。
2008年にマルチクリエーターの野村訓市氏(42才)と結婚し、2009年4月に長女(6才)、2010年11月に次女を出産してからは、仕事のかたわら2児の母として子育てに奔走している。
「実は昨年、佐田さんの長女もこの幼稚園に入園しているんです。野村さんは幼稚園から高校までこの学校に通ってましたから“自分の子供たちも絶対にこの学校に入れたい!”ってずっと言っていたんです。とはいえ、歴史も伝統もある超名門で、良家のお子さんも多く、単に倍率だけでははかれない狭き門でしたから、佐田さんのお受験へのプレッシャーは相当なものだったと思います」(佐田の知人)
そんななか、彼女は2人の子供を見事合格させたのだった。
佐田といえば、「平成版長屋暮らし」とも呼ばれる「建物シェア」をしている。これは同じ部屋で友人と暮らす「ルームシェア」ではなく、同じマンションの別の部屋に友人同士で住むスタイルのことで、佐田のマンションでは、蛯原友里(35才)・RIP SLYMEのIRMARI(39才)夫妻をはじめ、有名スタイリストやフォトグラファーらが各部屋を行き来しているのだ。
作りすぎた料理のおすそわけはもちろん、「ちょっと出かけるから子供を預かって」なんて声も飛び交う。普通のマンションでも住人と仲よくなれば日常的にあることかもしれないが、その距離感をつかむのはなかなか難しい。しかし、元からの友人であれば絶妙な距離感を保つことができるというわけだ。
「佐田さんにとっても、同じマンションに友達が住んでいるのはかなり安心感があるみたいです。いろんな仕事をするいろんな世代の大人たちが日常生活の中にいる環境は、子供の成長にとってプラスの面が大きいですから、みんなで子育てをしている感じなんでしょう。とはいえ佐田さんは、できるだけ子供たちと一緒にいられる時間を作っているそうです。ちょっとした買い物でも必ず連れて行きますし、洋服の新作発表会といった仕事の場で一緒にいたこともありました。
また、野村さんのお母さんは教室を開くほど料理上手なんですが、佐田さんはその教えのもと栄養バランスの整ったメニューを考えているそうです。好き嫌いをしないように甘めのカレーにしたりと、いろいろ工夫もしているようですよ」(前出・佐田の知人)
※女性セブン 2015年4月30日号