いま、キャンピングカー市場が盛り上がっている。昨年度は総売上金額において過去最高を記録し、ユーザー数も増加傾向にある。「興味はあるけど、実際のところどうなの?」と思っている人も多いだろう。そこで、新刊『BE-PAL流キャンピングカー大全』(小学館刊)を編集したアウトドア雑誌『BE-PAL』編集部が、キャンピングカーオーナーを独自調査した結果、彼らが「買ってよかった」と感じる5つのメリットが浮かび上がった。
【メリット1】思い立ったその日に旅立てる
たとえば子供たちの夏休み中、お父さんが急に「今日は休めるぞ!」となった時、普通だったらそこからネットで交通手段や宿泊先などを手配しなければならない。しかしキャンピングカーがあれば、そのまま出かけて宿泊もできるから交通費、宿泊費を考えても割安になってくる。家族構成人数が多ければ多いほど、この節約はありがたいだろう。
【メリット2】ペットと一緒に旅ができる
実はキャンピングカーオーナーのペット保有率は一般世帯の3倍。愛犬と一緒に旅行に行きたいけど対応する宿泊施設がなかなか探せない、というケースもよく聞く。そんな悩みを解消できるのが、キャンピングカーのメリットのひとつだ。
【メリット3】渋滞を避けられる
キャンプやクルマ旅に出かける際、前夜に出発して目的地や道中で車中泊できるのもポイント。夜中に移動してしまえば、渋滞もなく高速料金も割安。翌朝早くに目的地につけるし、現地での滞在時間が長くなるので、やりたいことができるというメリットもある。運転に疲れた際、ちゃんとベッドで眠ることができるのもいい。
【メリット4】いざという時のシェルターになる
キャンピングカーには大抵サブバッテリーがついている。だから、急な災害時などに電源が確保できるのだ。また、そうした際の避難所は学校など公共の施設を使うことが多く、避難生活においてプライバシーの確保は難しいが、キャンピングカーがあれば家族のプライバシーが保たれる。実際に「3.11の際にキャンピングカーがあってありがたかった」、「(キャンピングカーは)動く非常持ち出し袋」という声もあった。
【メリット5】趣味のアクティビティー時に便利
サーフィン、カヌー、スキーなどの趣味を持つ人は、休憩時や移動時にキャンピングカーオーナーであるメリットを感じているようだ。土曜、日曜とロングドライブをしてサーフポイントに通うよりは、土曜に行ってそのまま日曜まで滞在できた方が時間的にも経済的にもお得。さらにシャワーがついているタイプだったら、簡単に汚れも落とせてリフレッシュできるという。
このように満足度の高いキャンピングカー。今年はあなたもオーナーになってみる!?
撮影■見城了